こんばんは、新盛です!
アスリートであれば、重たい荷物を持った時に
「やっぱりスポーツ選手はパワーあるねぇ!!」
と大人の方から言われたことがあるのではないでしょうか?
“パワー”という単語を聞いて、何となく力持ちのようなイメージが湧く方もいるとは思いますが、言葉にはきちんとした意味があります。
ということで今回は、“パワー”の意味について、なるべく分かりやすく説明します^ ^
※ニュートンやらジュールやらワットやらが加わると分かりづらくなるので、今回は省略しました。
結論
“パワー”は1秒あたりにどれだけ仕事をしたか
まず、パワーは”1秒あたりにどれだけ仕事をしたか”によって決まります。
「仕事??まだ学生なんだけど、、」と思う方もいるかもしれませんが、一般的な仕事の意味合いは一旦忘れましょう。
ここで言う”仕事”とは、“どれだけ重たい物体を、どの方向にどれくらい動かしたか”だと考えてください。
したがって、仕事は”重さ×距離”という計算で導き出されます。
例えば、
10kgのお米を床から真上に1m持ち上げたAさん
10kgのお米を床から真上に2m持ち上げたBさん
であれば、BさんはAさんの2倍仕事をしたことになります。
また、
20kgのお米を床から真上に1m持ち上げたCさん
10kgのお米を床から真上に2m持ち上げたDさん
であれば、2人の仕事した量は同じになります。
何となく理解できましたでしょうか?
仕事の意味を理解していただいたところで、パワーのお話に戻ります。
冒頭にも書いたように、パワーは”1秒あたりにどれくらい仕事をしたか”という意味です。
したがって、
10kgのお米を1秒かけて床から真上に1m持ち上げたAさん
10kgのお米を2秒かけて床から真上に1m持ち上げたBさん
では、“BさんよりAさんの方がパワーがある”ということになります。
また、
10kgのお米を1秒かけ床から真上に1m持ち上げたAさん
10kgのお米を2秒かけて床から真上に2m持ち上げたBさん
では、どちらも同じパワーを発揮したということになります。
つまり、“仕事を時間(秒)で割ったもの”がパワーです。
ザックリ言えば、”より重いものを、より遠くへ、より速く動かす”人が、パワーがあるということになります。
何となく重いものを持ち上げる人はパワーがあるというイメージがありますが、“パワーには重さと距離だけではなく時間が関わってくる”ということがポイントとなります。
「やっぱりスポーツ選手はパワーあるねぇ!!」と言われたら、速度の遅いスクワットではなく、ハイクリーンやスナッチを披露してあげましょう!
一般的な仕事という言葉で置き換えますと、、
同じ仕事を与えられても1時間で終わる人と2時間で終わる人だと、1時間で終わる人の方が優秀(パワーがある)ということですね(笑)
やっつけ仕事では意味がありませんが、仕事でもパワーを見せつけてやりましょう!!笑
あとがき
めちゃめちゃ細かいのですが、
ドラゴンボールでムキムキになったトランクスに言い放った悟空の言葉
「こんだけふくれあがった筋肉では、パワーは大きく上がってもスピードが殺されてしまうんだ」
は、矛盾していることになりますね(笑)
個人的には、超トランクスの状態のまま戦闘の技術練習をしていれば、もしかしたらセルを倒していたのでは??と考えています。
トレーニング+技術練習をすることが大切です^ ^