皆さんこんにちは、新盛です。
私は今現在、陸上競技クラブで走幅跳の指導をしています。
その中でも、初めて競技に取り組む選手や、初めて観戦する保護者の方々もたくさんいます。
そんな初めての方でも競技を楽しんでいただくために、走幅跳のルールを書いています。
各回でテーマが異なるのですが、今回は順位の決め方についてです。
意外と単純なので、すぐに覚えられると思います^ ^
それでは、始めます!
走幅跳の順位の決め方について
順位の決め方を説明する前に、まずは走幅跳の大会の流れについて説明をします。
最初に大会の流れを理解することで、順位付けも理解しやすくなるはずです。
大会の流れ(ザックリ)
走幅跳では、まず予選を行って人数を絞り、最終的に決勝を行います。
順位が決められるのは、
①予選→決勝で人数を絞る時
②予選・決勝が終わった時
の大きく2つに分けられます。
どちらも順位の決め方は同じです。
自分の記録はどの記録になるの?
予選では、基本的に出場者全員が3本跳ぶことが多いです。
※コロナ禍のため2本となったこともありました。
無効試技となったり、大会で定められた計測記録を下回ったりしない限りは、3本とも記録が測定されます。
その3本の中で、1番いい記録が自分の持ち記録となります。
3本跳んだ平均ではないので、注意しましょう。
順位の決め方は?
予選が終了した段階で決勝に進む人数を絞る時と、決勝が終了した段階で順位決めが行われます。
順位は、先程の記録がいい順に決められます。
当たり前と言っては当たり前なのですが、次に示すような結構シビアな面もあります。
記録が同じだった場合はどうなるの?
記録が同じだった場合は、セカンド記録といい、跳んだ中で2番目に良い記録を比べ、良い方が順位が上となります。
結構シビアなもので、例えば決勝に行けるかギリギリのラインや、東北大会やインターハイなどの上の大会がかかった大会でセカンド記録で勝負になることもあります。
ちなみに、セカンド記録も同じ場合はサード記録(3番目に良い記録)を比べることになります。
その後、サード、フォースといった形で繰り下がっていきます。
現役時代、私はセカンド記録が1cm差で1位を逃したこともあります。
「セカンドやサード記録が勝敗を決めることがある」という事実を踏まえると、1本1本を大切にして跳躍する必要があることが分かりますね。
実際のプログラムを見せてほしい
下記の画像は、実際にプログラムに書き込んだものとなります。

縦が名前と所属で、横が跳躍の回数になります。
先程の説明と照らし合わせてご覧ください^ ^
まとめ
いかがだったでしょうか?
走幅跳の順位は、
①自身が出した1番良い記録
②記録が重なった場合は2番目に良い記録
を元に決められます。
特に②を考えると、どの跳躍も気が抜けませんね^ ^
走幅跳の順位の決め方についてお役に立てれば幸いです!
走幅跳の他のルールもまとめていますので、ぜひご覧ください。